高齢者・シニア・シルバー・年寄り・老人は何歳から?意味と定義、違いとは?

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高齢者・シニア・シルバー・年寄り・老人

年齢を重ねた人のことを「高齢者」と呼びますが、他にも「シニア」「シルバー」「年寄り」「老人」などいろいろな呼び方がありますよね。

それぞれ具体的に何歳からのことをいうのでしょうか?

60から?70歳以上?それとも、80歳以上?

今回は、高齢者・シニア・シルバー・年寄り・老人は何歳からなのか、それぞれの意味や定義、違いについてわかりやすく解説します。

 

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目次

高齢者・シニア・シルバー・年寄り・老人は何歳から?意味や定義、違いとは?

高齢夫婦

高齢者・シニア・シルバー・年寄り・老人について、ひとつずつ説明します。

 

高齢者

高齢者(こうれいしゃ)とは、社会の中で年齢が高い人たちのことを意味しています。

一般的には70歳以上と考える人が多いようですが、何歳からという決まった定義はありません。

 

しかし、以下の表の通り法律などでは高齢者の定義があり、場合によって異なります。

法律など 高齢者の定義(年齢)
公的年金の受給開始年齢 65歳以上
国民生活基礎調査の高齢世帯 65歳以上
老人福祉法 65歳以上
WHO(世界保健機関)の定義 65歳以上
道路交通法 70歳以上
所得税法の老人扶養親族 70歳以上
老人保健法 75歳以上
高齢者の医療の確保に関する法律(前期高齢者) 65歳~74歳
高齢者の医療の確保に関する法律(後期高齢者) 75歳以上

 

シニア

シニア

シニアとは、英語の「Senior」をカタカナ読みしたものです。

英語の「Senior」は「年長者」「年上の」「先輩の」「(年齢・学年が)上位の」などの意味があります。

日本語の「シニア」は、「高齢者」という意味で使うことが多いです。

 

また、「年長者」「上級生」などの意味で使うこともあります。

例えば、12歳以下の野球チームを「リトルリーグ」といいますが、中学生が対象のチームは「リトルシニアリーグ」や「シニアリーグ」と呼びます。

ほかに、フィギュアスケートでは10歳~14歳を「ノービス」、15歳以上を「シニアクラス」と呼ぶなど、競技ごとに年齢を分けています。

 

この記事では、前者の「高齢者」という意味での「シニア」について話を進めていきます。

 

シルバー

「シルバー」は「高齢者」を意味する和製英語です。

昭和48年(1973年)に高齢者・障がい者用の優先席として電車に設けられた「シルバーシート」が語源です。

その時導入されたシートの色がシルバー(銀色)だったことから「シルバーシート」と名付けられたそうです。

 

シルバーシート

 

現在は「シルバーシート」ではなく「優先席」と呼ぶことが一般的で、高齢者だけではなく、障がい者、妊婦さん、乳幼児を連れた人、体調が悪い人など、席を必要とする人に譲るよう呼びかけられています。

 

年寄り・老人

年寄りとは「年をとった人」「老人」という意味があります。

老人とは「年をとった人」「年寄り」という意味があります。

どちらも「高齢者」と同じ意味で使われます。

 

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高齢者・シニア・シルバー・年寄り・老人の違いとは?

お年寄り

「高齢者」「シニア」「シルバー」「年寄り」「老人」はほぼ同義語で、いずれも年齢が高い人たちのことを指します。

それぞれ年齢に定義はなく、組織や人によってニュアンスや使い方が異なります。

 

例えば、年齢が高い人たちを対象とした「シルバー割引」や「シルバー料金」は、公共交通機関や映画館、旅行会社など、いろいろなところが取り入れていますが、対象年齢が「60歳以上」「65歳以上」「70歳以上」など一律ではありません。

このように、高齢者、老人、年寄り、シニア、シルバーには明確に何歳からという決まりはありません。

 

リハビリする老人

 

但し、これらの言葉から多くの人がイメージしている年齢があるようです。

 

若い順番から、

シニア・・・65歳くらいから

●シルバー・・・60代後半くらいから

●高齢者・・・70歳以上くらいから

●年寄り・・・70代前半くらいから

●老人・・・75歳以上くらいから

 

これはあくまで「イメージ」なので個人差があります。

また、「老人・年寄り」は抵抗感が強く、「高齢者・シニア・シルバー」はそれほど抵抗感がないという人が多ため、使い方を変える場合もあります。

例えば「老人福祉施設」を「高齢者福祉施設」と呼んだり、「老人会」を「シニアクラブ」と呼んだりします。

 

高齢夫婦

 

法律ごとに年齢の定義がありますが、一般的には高齢者という言葉に明確な定義はないのですね。

また、老人、年寄り、シニア、シルバーは、高齢者の同義語として使われることが多いですが、「老人・年寄りは抵抗感がある」という人もいます。

ご本人がどう呼ばれたいのかをさりげなくチェックして、臨機応変に呼び方を変えるのが良いのかもしれませんね。

 

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