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九州は7県なのになぜ九州なの?語源と由来とは?

日本には、47の都道府県があります。

そのうち「九州」と呼ばれる地域には、何県ありますか?

「九州というのだから、9県だよね!」と答えるお子さんもいるかもしれませんが、9県ではありませんね。

九州は7県なのになぜ九州というのでしょうか?

「九州」の語源や由来について調べてみました!

 


九州とは?

北海道、本州、四国と並んで、日本列島を構成する島のひとつで、日本列島の南西部に位置します。

 

九州は以下の7県で構成されています。カッコ内は県庁所在地です。

福岡県(福岡市)、佐賀県(佐賀市)、長崎県(長崎市)、大分県(大分市)、熊本県(熊本市)、宮崎県(宮崎市)、鹿児島県(鹿児島市)

 


 

沖縄県(那覇市)を九州に含むかどうかは明確に規定されておらず、含む場合もありますが、この記事では含みません。

 


九州は7県なのになぜ九州なの?語源と由来とは?

「九州」という呼び方は、「律令国(りつりょうこく)」に基づいています。

律令国とは、令制国(りょうせいこく)ともいい、飛鳥時代(592年~710年)から明治時代(1868年~1912年)初期まで用いられていた地理的区分の基準単位のことで、九州は9つの国の総称とされていました。

 

9つの国は以下のようになっています。

筑前国
(ちくぜんのくに)
「筑州(ちくしゅう)」ともいう
筑後国
(ちくごのくに)
「筑州(ちくしゅう)」ともいう
肥前国
(ひぜんのくに)
「肥州(ひしゅう)」ともいう
肥後国
(ひごのくに)
「肥州(ひしゅう)」ともいう
豊前国
(ぶぜんのくに)
「豊州(ほうしゅう)」ともいう
豊後国
(ぶんごのくに)
「豊州(ほうしゅう)」ともいう
日向国
(ひゅうがのくに)
「日州(にっしゅう)」ともいう
大隅国
(おおすみのくに)
「隅州(ぐうしゅう)」ともいう
薩摩国
(さつまのくに)
「薩州(さっしゅう)」ともいう
 

9つの国があるので「九州(きゅうしゅう)」と呼ばれ、「九国(きゅうこく、くこく)」とも呼ばれていたそうです。

「国」と「州」の意味は同じで、「薩摩国」ということもあれば「薩州」ということもあったようです。

 

 

その後、明治時代の廃藩置県(はいはんちけん)によって、9つの国が廃止され、7つの県が配置されました。

廃藩置県とは、明治4年(1871年)に明治政府が行ったもので、それまで261あった「藩」の地方統治を廃止し、府県を置くことで中央集権体制にしたものです。


福岡県筑前国、筑後国、豊前国の一部
佐賀県肥前国の東部
長崎県肥前国の西部
大分県豊前国の一部、豊後国
熊本県肥後国
宮崎県日向国
鹿児島県大隅国、薩摩国
 

7県になったあとも「七州」とは改名されず、「九州」という呼び方がそのまま使われています。

 


 

もともとは9つの国があったから「九州」なのですね。

9つの国の昔の呼び方は現在でも市区町村として使われていますので、九州へ行くときには「この辺は昔、筑前という国だったんだなぁ~」と思い浮かべると、歴史を感じることができるかもしれませんね。

九州以外の地域にも昔の呼び方がありますので、興味がある方は調べてみると面白いかもしれませんよ!

 

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