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「三伏」の意味とは?2019年はいつからいつまで?

      2019/11/20


 

日本には、一年のある時期をいろいろな言葉で表現しますが、今回紹介する「三伏」もある季節を表しています。

一体いつからいつまで時期のことでしょうか?

三伏は手紙などの季節の挨拶に用いられることがありますので、見聞きしたことがある人もいらっしゃるかもしれません。

今回は「三伏」について調べてみました。

 


「三伏」の意味とは?

読み方は「さんぷく」です。

陰陽五行説に基いて決められた「初伏(しょふく)」「中伏(ちゅうふく)」「末伏(まっぷく)」の総称を「三伏」といいます。

「三伏」は、夏の勢いがとても盛んで秋の気配を伏する(降伏させる)という意味があり、夏の最も暑い時期のことをいいます。

陰陽五行説とは、「陰陽説(いんようせつ・この世のすべてのものを陰と陽に分類する思想)」と「五行説(ごぎょうせつ・万物は木、火、土、金、水の五種類の元素からなるという自然哲学の思想)」があわさったものです。

 

「三伏」はいつ?

「三伏」の日付(三伏日)は一般的に以下の通りです。

「初伏(しょふく)」・・・夏至(げし・毎年6月22日ごろ)以後の三度目の庚の日(かのえのひ)

「中伏(ちゅうふく)」・・・夏至以後の四度目の庚の日

「末伏(まっぷく)」・・・立秋(りっしゅう・毎年8月8日ごろ)以後の最初の庚の日

 

「庚の日(かのえのひ)」とは?

「庚(かのえ)」は、「十干(じっかん)」の7番目にあたります。

十干(じっかん)とは、

甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)

のことで、この「十干」に、陰陽五行説の五行「木(もく)」「火(か)」「土(ど)」「金(ごん)」「水(すい)」と、陽を表す「兄(え)」と、陰を表す「弟(と)」を当てはめると次のようになります。

甲(こう・木)兄=「木の兄(きのえ)」

乙(おつ・木)弟=「木の弟(きのと)」

丙(へい・火)兄=「火の兄(ひのえ)」

丁(てい・火)弟=「火の弟(ひのと)」

戊(ぼ・土)兄=「土の兄(つちのえ)」

己(き・土)弟=「土の弟(つちのと)」

庚(こう・金)兄=「金の兄(かのえ)」

辛(しん・金)弟=「金の弟(かのと)」

壬(じん・水)兄=「水の兄(みずのえ)」

癸(き・水)弟=「水の弟(みずのと)」

 

兄は陽を表し、陽は「強い」、「盛ん」という意味になるので、庚(金の兄)は金の性質が盛んであるということになります。

 

また、陰陽五行説で金はで秋に対応し、夏は火に対応し、火と金は「相克」の関係にあり、火は金を溶かすと考えます。

 


 

このことから夏(火)によって秋(金)の気配は伏することになり、夏の最も暑い時期になるということになるのです。

また、暦注で三伏日は、旅行・婚姻・種まきを忌む日とされています。

暦に記載される日時・方位の吉凶などに関する注記事項のことです。

 

十干を日にちに当てはめると10日間で一周することになるので、「庚の日」は10日ごとに訪れます。

 


2019年は「三伏」いつからいつまで?

2019年の三伏日は以下の通りです。

●初伏は7月12日(金)

●中伏は7月22日(月)

●末伏は8月11日(日)

 

2020年の三伏日は以下の通りです。

●初伏は7月16日(木)

●中伏は7月26日(日)

●末伏は8月15日(土)

 

よって「三伏」の期間は、

2019年の場合は7月12日(金)~8月11日(日)

2020年の場合は7月16日(木)~8月15日(土)

となります。

 

手紙で「三伏」を用いる場合

手紙などで季節の挨拶として「三伏」を用いる場合、7月中旬から8月上旬までで、暑中見舞いと同じ期間に使います。

暑中見舞いは一般的に「梅雨明けからお盆まで」または、「暦の上では秋になる立秋まで」といわれており、夏の最も暑い時期である「三伏」とほぼ重なります。

暑中見舞いといえば「暑中お見舞い申し上げます」という文章が一般的ですが、「三伏の候」や「三伏のみぎり」というふうに、暑い季節の挨拶として用いることができます。

例:「拝啓、三伏の候」

 

「九夏三伏」とは?

「三伏」に関連する言葉で「九夏三伏(きゅうかさんぷく)」という言葉があります。

意味は「夏のこと」または「夏の最も暑い時期のこと」です。

「九夏」は夏の90日間のことで立夏(りっか・5月6日ごろ)から立秋(りっしゅう・8月7日ごろ)までの期間を指し、「夏の期間いっぱい」「夏の間全部」の意味があります。

ということで「九夏」は「三伏」よりも期間が長いということになりますね。


 

「三伏」という言葉の意味がわかりましたね。

秋を降伏させるほど夏の勢いが盛んということで、夏の厳しい暑さを表現しているのです。

毎年同じ日になるわけではありませんが、「7月中旬から8月上旬まで」や「暑中見舞いと同じ時期」と覚えておくと良いかもしれませんね。

 

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