秋といえば夏の厳しい暑さが和らぎ過ごしやすい季節です。
その過ごしやすさからスポーツの秋や芸術の秋など、様々な秋の楽しみがあります。
そして、秋には連休があるため、遠出をしたり、ちょっとした小旅行したりできますね。
そこで今回はこの秋の連休について注目したいと思います。
秋の連休・シルバーウィークの由来と本当の意味とはどのようなものなのでしょうか?
直近では2015年にシルバーウィークがありましたが、2025年はどうなるのでしょう?
わかりやすく解説します。
シルバーウィークの由来
シルバーウィークは、実は1950年代にゴールデンウィークと共に存在したことがあったそうです。
文化の日(11月3日)を中心とした期間の事を指し、広めようと宣伝されたそうですが、ゴールデンウィークの定着具合とは裏腹にシルバーウィークは定着せずに消えていったそうです。
それから50年以上経った2000年代、制度の改正などによって誕生した9月の大型連休の事を改めてシルバーウィークと呼ぶようになったのです。
シルバーウィークの名前の由来は、ゴールデンウィークの対となる連休という意味合いでつけられたそうです。
敬老の日を含む連休という意味でシルバーウィークだと思っていたのですが、そういう訳ではないようですね。
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シルバーウィークの本当の意味
そもそもシルバーウィークとはどういう経緯で出来たのでしょう。
きっかけは「ハッピーマンデー制度」の導入でした。
ハッピーマンデー制度とは、週休二日制と祝日をつなげて三連休以上の休日にするため、特定の祝日を月曜日に移動させる制度です。
2003年から9月15日の敬老の日が第三月曜日へと移動になり、必ず土日月の三連休になるようになりました。
この三連休に加え、さらに秋分の日が敬老の日と二日違いだった場合、祝日法によって、祝日と祝日の間の日は国民の休日となることから、最大五連休の大型連休が発生するようになりました。
この 最大五連休の大型連休となった時のみ「シルバーウィーク」と称されるのです。
また、この五連休は毎年来るわけではないという希少性から、希少価値の高い金属「プラチナ」に例えられ、「プラチナウィーク」と呼ばれることもあるようです。
ただ単にこの時期のことをシルバーウィークと呼ぶ人がいますが、それは誤りなのですね。
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2025年は何連休?
シルバーウィークは、秋分の日が敬老の日と二日違いの場合に発生する大型連休です。
実はこの大型連休はある一定の条件が重ならなければ発生しないのです。
重要なのが秋分の日です。
秋分の日とは、季節の分かれ目でもある日で昼と夜の長さがほぼ同じになる日となっています。
つまり、明確に9月何日と決まっている訳ではなく、その年によって日付が変わる祝日なのです。
この秋分の日は、9月21日・22日・23日、24日のどれかになりますが、 秋分の日が水曜日で、敬老の日と同じ週だった場合にのみシルバーウィークが発生するのです。
実はとっても珍しい出来事なんですね。
つまり、秋分の日が水曜日で敬老の日と同じ週だと必ず以下のように5連休になり、シルバーウィークが発生するのですね。
曜日 | 休日 |
土曜日 | 休日 |
日曜日 | 休日 |
月曜日 | 敬老の日 |
火曜日 | 国民の休日 |
水曜日 | 秋分の日 |
それを踏まえて2025年のカレンダーを見てみると・・・
秋分の日は9月23日の火曜日で、敬老の日とは違う週になるので条件に当てまりません。
2024年(令和6年)9月カレンダー
よって、2025年は最大で9月13日(土)~9月15日(月)までの3連休にしかなりません。
ということで、五連休の大型連休にならないため、 2025年のシルバーウィークは「ない」ということになります。
シルバーウィークが最初に訪れたのは2009年で、二度目は2015年でした。
次回のシルバーウィークは2026年までは出現しない見込みです。
ちょっと、残念ですね。
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