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初午とは?2017年はいつ?いなり寿司を食べるのはなぜ?

      2016/11/10

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「初午(はつうま)」という言葉を聞いたことはありますか?

地域や家庭によっては毎年盛大にお祭りをすることもあるようですが、馴染みのない人にとっては「初午ってなに?」と思ってしまうかもしれません。

今回は「初午」とはどういうものなのか、2017年はいつなのか、初午で食べるものとされているいなり寿司はなぜ食べるのかを調べていきましょう。

 

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初午とは?

 初午とは、2月最初の午(うま)の日のことをいいます。

「午」は十二支の一つで、その昔、日付は数字ではなく、十二支を使って表現されていました。

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2017年の初午は、2月12日になります。

初午は、711年に京都の伏見稲荷大社に祀られている、五穀をつかさどる農業神の宇迦之御魂(うかのみたま)が、初午の日に伊奈利山(いなりやま・京都市東山連峰)へ降臨された日といわれています。

降臨された日に「初午祭(はつうまさい)」が催され、伏見稲荷大社に「初午詣(はつうまもうで)」をするようになり、その後、農村では五穀豊穣を願うお祭りになり、街中では商家が商売繁盛を願うお祭りを行う日になりました。

  

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いなり寿司を食べるのはなぜ?

 初午の日に食べるいなり寿司のことを「初午いなり」といいます。

ではなぜ、初午の日にいなり寿司を食べるのでしょうか?


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伏見稲荷大社は、稲荷神社の総本社です。

稲荷神社は稲荷神(いなりしん・いなりのかみ)を祀る神社のことをいいます。

稲荷神は、日本における神のひとつで、稲荷大明神(いなりだいみょうじん)、お稲荷様(おいなりさま)、お稲荷さん(おいなりさん)とも呼ばれます。

古来より日本人は狐を神聖なものとして見ており、稲荷神社では狐が神の使いとして祀られています。

この、神の使いである狐の好物が油揚げと考えられており、油揚げをお供えします。

そこから、油揚げを使った料理を「稲荷」と呼ぶようになり、油揚げの中に酢飯を入れたものを「いなり寿司」といい、初午の日には人々もいなり寿司をいただくようになったそうです。

また、伏見稲荷大社に祀られている宇迦之御魂が五穀をつかさどる神なので、いなり寿司の形が米俵のように見えることから、お供えするいなり寿司は米俵を模しているともいわれています。

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 初午の日には、日本各地の稲荷神社で油揚げを奉納するそうです。

大きな稲荷神社になるとお祭りも行われ、多くの人でにぎわうようですね。

また、ここ数年では、町おこしや、地域のイベントのひとつとして初午の日にいなり寿司を食べることを広めようという動きもあるようです。

五穀豊穣、商売繁盛を願って参拝したあとは、いなり寿司を作って家族みんなで美味しくいただくのもいいですね。

 

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