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雛人形は片付ける日はいつがいいの?遅れると婚期が遅れる理由とは?

      2017/05/18

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昔からよく「雛人形の片付けが遅れると婚期が遅れるので、ひな祭りが終わったらすぐにしまった方が良い」と言われていますね。

婚期が遅れている人は、雛人形をずっと出しっぱなしにしていたのでしょうか?

早婚の人は、雛人形をすぐに片付けていたのでしょうか?

そもそも、なぜそんな風に言われるようになったのでしょう?

今回は、雛人形と婚期について調べてみましょう!

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早く片付けなければならない理由とは?

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●厄が戻ってくるという説

平安時代(794年~1185年)、貴族階級の子供たちの間で「ひいな遊び」が流行っていました。現在で言うおままごとのようなものです。

「ひいな」とは「小さくてかわいらしいもの」という意味があり、ひいな遊びで使われていた人形は人の代わりに厄を受けてくれると考えられ、厄祓いの流し雛として川や海に流されるようになりました。これが「雛人形」の由来と考えられています。

江戸時代(1603年~1868年)になってから、女の子の健やかな成長を祈る行事として定着しましたが、雛人形は女の子の代わりに厄を受けてくれるという考えはそのままです。

ひな祭りが終わっても雛人形を飾っておくと、せっかく雛人形が身代わりとなって厄を引き受けてくれたものが、女の子に戻ってくると考えられ、早く片づけた方が良いといわれるようになったそうです。

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●花嫁修業の意味があるという説

雛人形は、飾るのも片づけるのも大変です。

昨今はお内裏様とお雛様だけのコンパクトなものも増えましたが、五段飾りや七段飾りとなると、人形の数もお道具の数もとても多く、ひとつひとつを丁寧に汚れを落とし、紙で包んで、箱に仕舞って・・・とにかく大変です。

ひな祭りが終わってもいつまでも出しっぱなしにしておくことは、きちんと片付けが出来ない、だらしがない印象を与えるので、早くしまったほうがいいといわれています。

大変な片づけ作業を女の子に教え、「これくらいのことが出来ないと、良い奥さんになれないよ」という教訓があるそうですよ。

  

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片付けが遅れると婚期が遅れる理由とは?

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 ●雛人形を娘の結婚と結びつけたという説

雛人形は、お内裏様とお雛様の結婚式を表現しています。

そこに、ひな祭りの主役である女の子の結婚を結び付けて考えたそうです。

結婚するのが当たり前、結婚することで女性は幸せになる・・・そう考えられていた時代、雛人形を早く出すことで「早く嫁に出す」、早く片づけることで「早く嫁に行く(早く片付く)」と連想したようです。

女の子の将来を想って、早く結婚して欲しいから早く飾って、結婚して幸せになってほしいから早く片づけていたんですね。

しかし、雛人形を片付けるのが遅れると婚期が遅れるというのは迷信です。

なんの根拠もないそうです。

早く片づけさせるために、「婚期が遅れる」という言葉を使っていたのかもしれませんね。

 

いつ片付けるといいの?

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雛人形は「啓蟄(けいちつ)」の日に片づけるといいそうです。

啓蟄は、一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、毎年3月6日ごろで、2017年は3月5日(日)です。

啓蟄の「啓」は「ひらく」、「蟄」は「土中で冬ごもりしている虫」という意味があり、「啓蟄」は「冬眠していた虫が、春の訪れを感じて土の中から出てくるころ」という意味になります。

しかし、なぜ啓蟄の日に雛人形を片づけると良いのか、明確な理由はないようです。

また、雛人形を片づけるときに一番気にするべきことは、天気です。

大切な雛人形にカビが生えたり、虫がついたりしないよう、ひな祭りが終わったらお天気が良く乾燥した日の日中に片付けるようにしましょう。

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人形を片付けるのが遅れると婚期が遅れるというのは迷信なんですね。

雛人形を出しっぱなしにしていても早婚だった人、ひな祭りが終わってすぐに片づけたけれど晩婚だった人、いろいろですよね。

時代が変わっても、我が子に幸せになってほしいと願う親心は同じでしょうし、迷信とわかっていても、気にしてしまいますよね。

雛人形を片づけるときには、親子で一緒に片づけながら「こういう迷信もあるんだよ」と教えてあげるのもいいかもしれませんね。

 

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