立冬とは?2018年はいつ?食べものは何を食べたらいいの?
2018/01/12
11月の上旬、季節としてはまだまだ紅葉シーズン真っ只中で秋の印象が強い時期ですが、少しずつ冬の気配を感じ始める頃です。
この時期にも季節の節目があります。「立冬」です。
四季の冬の節目の立冬ですが、立冬とはどういったものなのでしょうか。また、この時期に食べておきたい食べ物はあるのでしょうか。調べてみたいと思います。
2018年の立冬はいつ?
立冬とは、二十四節気の19番目の節目で太陽の黄経が225°の時を指します。
2018年は11月7日(水)が立冬となります。
立冬の「立」には季節の始まりの意味があり、文字通り冬の始まりの日です。
秋分と冬至の中間で、暦の上では立冬から立春の前日までの間が冬となります。
立冬の頃は季節の変わり目で、昼夜の寒暖差が大きくなる時期でもあり、一年の中で最も体調を崩しやすい時期とされています。その為、立冬は十分な休息と栄養を取り冬を乗り越える為の準備をする期間とも言われています。
立冬に食べる食べ物とは?
よく冬至にはかぼちゃを食べるなど、季節の行事には行事食がつきものですが立冬には明確にこれと決まった食べ物の指定はありません。
一部地域では冬瓜(とうがん)を食べるところや、中国では立冬には餃子を食べる風習があるようです。
冬瓜は冬の瓜と書きますが、夏が旬の野菜です。
名前の由来は諸説ありますが「まるごと保存すれば冬まで持つ」ことからその名前がついたとも言われています。昔は夏に収穫して冬までの保存食として重宝されていたようです。季節の変わり目でもあり、風邪をひきやすい季節でもありますのでビタミンCが豊富な冬瓜はこの季節にぴったりな野菜かもしれません。ただ、注意したいのは夏野菜ですので体を冷やす効果もありますので適度に食べるようにしたいですね。
中国で餃子を食べる理由としては、寒さのあまり耳が落ちるという説があり、形が似ている餃子を食べてお祈りをする習慣があったようです。
また「立冬補冬、補嘴空」(立冬には、栄養補給を)ということわざもあるようです。
この季節に取れた旬の食べ物を温かくして食べる事により、健康な体を保ち病気を防ごうという意味合いです。
しょうが・とうがらし・かぶ・かぼちゃ・ねぎ・にんにく・牛肉・ごぼう・くるみなど体を温める効果がある食材が多くありますが、うまく取り入れつつバランスのいい食事を心がけたいですね。
飲み物を温かいものに変えたり、冷たい生野菜のサラダも温野菜に変えたりするのも効果的です。
立冬は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、体を温める食材をうまく取り入れつつ冬に備えてしっかりと体の準備を、そしてまだまだ暖かい日もありますが、暦の上ではもう冬の始まりですので本格的に冬が到来する前に冬支度を始める目安としてみてもいいかもしれませんね。