子どものころは「夏休み」があって、ラジオ体操をしたり、自由研究をしたり、海やプールに行ったりと、夏の楽しい思い出をたくさん作ったことでしょう。
ですが、大人になると学校のように全員一斉に休む「夏休み」はありません。
その代わり、「お盆休み」がある人は多いと思います。
お墓参りをしたり、実家帰省したり、有給休暇も組み合わせて長期休暇を取ってみたり・・・人それぞれの過ごし方があることでしょう。
今回は、2021年のお盆休みについて調べてみましょう!
お盆とは?
お盆とは仏教用語の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の省略です。
日本古来の祖霊信仰(それいしんこう・すでに亡くなっているご先祖様が、生きている人の生活に影響を与えることができるという信仰)と仏教が融合した行事で、8月15日を中心とした期間に行われることが多いです。
地域によっては、旧暦の7月15日や新暦の7月15日を中心に行うこともあります。
ここでは、8月15日を中心にしたお盆休みについて書いていきます。
お盆は、8月13日を「ご先祖様を家に迎える日(盆入り)」とし、8月16日を「ご先祖様を送り出す日(盆明け)」としています。
地域によって迎え方や送り方は様々で、盆踊りをしたり、花火や爆竹で賑やかにしたり、灯篭流しをする地域もあります。
中でも、京都の五山送り火はとても有名ですね。
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お盆休み、2021年の期間はいつからいつまで?
お盆休みは、祝日になっているわけではありませんが、一般的に「お盆」とは、8月13日から8月16日までの4日間を指します。
2020年8月カレンダー

ということで2021年のお盆休みは・・・
8月13日(金) | お盆(盆入り) | 休日 |
8月14日(土) | お盆(中日) | 休日 |
8月15日(日) | お盆(中日) | 休日 |
8月16日(月) | お盆(盆明け) | 休日 |
土日祝日と繋がって連休が増えることはなく、8月13日(金)~8月16日(月)までの4日間ということになります。
役所・銀行・郵便局・病院のお盆休み
ここで気になるのが、官公庁(国や地方公共団体の役所、市役所など)や郵便局、金融機関、病院などですよね。
これらは基本的には土日祝日しかお休みがありません。
ですから、お盆は祝日ではありませんので、8月13日(金)、8月16日(月)は通常通りの業務を行っています。
旅行やお出かけの予定を早め早めに立てて、楽しいお盆休みを過ごしてください。
「8月12日が山の日だったらよかったのに!」と思いませんか?
そうすれば、土日と重ならない年にも連休が増えるのに・・・と。
実は、山の日は8月12日にするという案があったそうです。そうすることでお盆休みと連続で休みになりますよね。
ですが、8月12日は日航機墜落事故が起きた日なのです。
多くの方が犠牲になった事故の日を祝日にするのは違和感がある・・・ということで、8月11日が山の日になったのだそうです。
※2021年の山の日は、東京オリンピック・パラリンピックのため、8月8日(日)に移動しています。
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