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四万六千日の由来と意味とは?2019年はいつ?ほおずき市の由来

      2018/12/07


 

夏の風物詩ともいわれる「四万六千日」は、毎年多くの人で賑わう行事ですが、由来や意味をご存知ですか?

「四万六千日」が行われることで有名なのは東京都台東区の浅草寺です。境内では「ほおずき市」が開催され、たくさんの人で賑わいます。

また、「四万六千日」は浅草寺以外にも日本各地で行われているそうですよ。

今回は「四万六千日」や「ほおずき市」の意味や由来、2019年はいつ、どこで行われているのかなどを調べてみました!

 

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四万六千日の由来と意味とは?

読み方は「しまんろくせんにち」です。

四万六千日とは、46,000日分の功徳(くどく)がある縁日(えんにち)という意味です。

功徳とは、良い行いのことです。功徳を積むことで果報やご利益を受けられるとされています。

また、縁日とは、特定の神仏に縁のある日のことで、この日にその神仏にお参りをすると普段以上にご利益があると信じられています。

つまり、四万六千日に参拝すれば、46,000日分参拝したのと同じご利益があるということになります。

 


 

四万六千日は仏教の菩薩の一尊である、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ 観音菩薩・観音様)の縁日です。

観世音菩薩は悟りを開くために修業を積んでいる修行者です。修行者ではありますが、救いを求める人々のお願いを聞き、助けてくれるということで庶民の信仰の対象となってきました。

観世音菩薩の縁日は、毎月18日ですが、室町時代の末期ごろになると、18日以外の日に、「この日に参詣すると100日、1,000日分の功徳がある」とされる「功徳日(くどくび)」という特別な縁日が追加されました。

功徳日は寺社によって異なりますが、浅草寺では毎月1回、年に12回の功徳日を設けており、最も功徳があるのが7月10日の46,000日で、特にこの日は「四万六千日(しまんろくせんにち)」と呼ばれています。

 

浅草寺の功徳日と日数は以下のとおりです。四万六千日以外は特別な呼び方はないようです。

1月1日・・・100日

2月最終日・・・90日

3月4日・・・100日

4月18日・・・100日

5月18日・・・100日

6月18日・・・400日

7月10日・・・46,000日

8月24日・・・4,000日

9月24日・・・300日

10月19日・・・400日

11月7日・・・6,000日

12月19日・・・4,000日

 

「四万六千日」の由来は、お米の一升が米粒46,000粒なので、「一升=一生」とかけたという説や、46,000日は約126年で人の寿命の限界ということで「一生分の功徳が得られるから」という説などありますが、定かではありません。

江戸時代になると、「四万六千日」が定着し、人々は我先に浅草寺を参詣しようと前日の7月9日から境内が賑わうようになったため、7月9日と10日の二日間が縁日とされ、現在に至ります。

 

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ほおずき市の由来とは?

四万六千日には、「ほおずき市」が行われます。

 

ほおずき市の起源は江戸時代中期の明和年間(1764年~1772年)といわれ、最初にほおずき市が行われていたのは東京都港区芝の愛宕神社でした。

ほおずきを丸のみすることで、大人は持病を、子どもは腹の中にいると考えられていた虫による腹痛などを治すことができる薬草として評判だったそうです。

愛宕神社の縁日も「四万六千日」と呼ばれていたことから、「四万六千日」の本家とされる浅草寺でもほおずき市が行われるようになり、愛宕神社以上に盛大になったそうです。

 


 

ほおずきの他に、「とうもろこし」を売っている寺社もあります。

昔、「赤とうもろこし」を吊るしていた農家だけが落雷の被害にあっても無事だったことから、江戸時代末期の文化年間(1804年~1818年)以降「雷避け」として赤とうもろこしが売られるようになったそうです。

しかし、明治時代初期頃に赤とうもろこしが不作で出回らず、人々が浅草寺に雷避けのお守りを求めたことから、「雷除札」という竹串に挟んだ三角形の守護札が授与(じゅよ)されるようになりました。現在も四万六千日に「雷除札」が授与されています。

神社やお寺では、お札やお守りなどを「販売する」「購入する」とは表現しません。

神様や仏様から「授けていただくもの」という考え方なので「授与」と表現します。

お札やお守りには、神様や仏様が宿っていらっしゃるという考え方もありますので、神様や仏様を「売り買いする」という表現は適切ではありません。

 

また、石川県金沢市東山の観音院などでは、現在もとうもろこしが売られ、軒先に吊るすと商売繁盛や魔除けなどの御利益があるといわれています。


2019年の「四万六千日」はいつ?

四万六千日の日程は寺社によって異なりますので、いくつかご紹介いたします。

 
■東京都台東区 浅草寺

7月9日(火)、10日(水)

ほおずき市の時間は両日とも8時頃~21時頃です。

 
■東京都文京区 護国寺

7月9日(火)、10日(水)

ほおずき市は両日とも行われます。

 
■神戸市灘区 摩耶山天王寺

8月8日(木)、9日(金)

ほおずき市はありませんが、8日は夜祭として日付が変わるまで賑わっているそうです。

 
■長崎県佐世保市 福石山清岩寺、福石観音

8月8日(木)~10日(土)

ほおずき市はありませんが、夏祭りとして開催され飲食の出店が多く立ち並ぶようです。

 
■神奈川県鎌倉市 杉本寺、長谷寺、安養院

8月10日(土)

ほおずき市はありません。

 
■石川県金沢市東山 観音院

8月19日(日)

※2018年の情報です。2019年は情報が分かり次第更新いたします。

(毎年、旧暦7月9日を新暦に換算するため、日程は毎年異なります。)

ほおずき市はありませんが、商売繁盛や厄除けの御利益があるとされるとうもろこしが販売されます。

 

 

その日に参詣するだけで、46,000日分の御利益が・・・と言われると、多くの人で賑わうのも納得ですよね。

寺社に参詣した際には、御朱印をいただく人も多いと思いますが、四万六千日の日限定の御朱印がある寺社も多く、長蛇の列になるそうです。

整理券を配って対応する寺社もありますので、事前にチェックしておくと安心ですよ。

暑い季節のことですから、日よけ対策、水分補給をしっかりして楽しみたいですね!

 

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