灯篭流しの意味とは?2024年の時期はいつ頃?灯篭流しの作り方!

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夏になると、日本各地で「灯篭流し」のイベントが行われているのを、ニュースなどで見聞きすることがあると思います。

ひとつひとつにあかりが灯され、数えきれないほどの灯篭が夜の水面に浮かぶ風景は、とても幻想的ですよね。

今回は、灯篭流しにはどのような意味があるのか、また灯篭流しの作り方についてご紹介します。

 

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目次

灯篭流しの意味とは?

灯篭流しの読み方は「とうろうながし」です。

灯篭流しは、海や川など水に関することで亡くなった人の魂を弔うために始まったといわれています。

もともとはお盆に限った行事ではありませんでしたが、いつしかお盆と関連付けられるようになったため、お盆に行う地域が多い行事です。

灯籠流しには、火を灯した灯篭をお盆の供え物などと一緒に海や川に流し、死者の魂を弔う意味があり、お盆の送り火の一種だとも考えられています。

送り火とは、お盆に戻ってきた死者の魂を、お盆の終わりにあの世に送るための行事です。

 

関連:迎え火と送り火の意味とは?2024年の日にちはいつ?時間とやり方とは?

お盆前後の夏の水辺のイベントやお盆の行事として行う地域もありますが、お盆の行事とは関係なく灯篭流しを行う場合もあります。

例えば、終戦記念日である8月15日は戦没者慰霊のため、広島では8月6日(原爆の日)に追悼行事として、日航ジャンボ機墜落事故のあった8月12日の前夜(11日)には、犠牲者の冥福と空の安全を祈るために灯篭流しが行われています。

 

関連:日本人の7割が知らない「原爆の日」はいつ?広島と長崎だった理由とは?

 

2024年 灯篭流しが行われる時期はいつ頃?

お盆の時期に行われる場合は、東京など一部の地域では7月に行い、それ以外の地域では8月に行います。

また、お盆に関係なく行うこともあるので日本各地で同じ日に灯篭流しが行われるわけではありません。

 

関連:「お盆」や「七夕」の時期が地域によって違うのはなぜ?7月と8月の地域はどこ?

 

2024年「灯篭流し」のイベント

ここでは、大きなイベントとして行われる灯篭流しについてご紹介いたします。

※下記は2023年の情報です。2024年は分かり次第更新いたします。

 

ピースメッセージとうろう流し

2023年8月6日(日) 18時~21時

広島県広島市中区 元安川(原爆ドーム対岸)

広島原爆被爆者を含めた戦災殉難者を慰霊するために行われます。

外部リンク:「ピースメッセージとうろう流し」

 

嵐山灯篭流し

2023年8月16日(水) 19時~21時

京都府京都市嵐山 嵐山中之島公園

8月16日は五山送り火もあり、灯篭流し会場からは「鳥居形松明」を見ることができます。

外部リンク:「嵐山灯篭流し」

 

 

旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し

2023年8月15日(火) 18時30分~

東京都江戸川区 旧中川ふれあい橋たもと

昭和20年(1945年)の東京大空襲の犠牲者慰霊のために行われます。

東京は第二次世界大戦中に100回を超える空襲を受け、中でも大規模だった3月10日の空襲を「東京大空襲」と呼ぶことが多いです。

外部リンク:「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」

 

 

福島とうろう流し花火大会

2023年8月17日(木) 18時30分~19時45分

福島県福島市 阿武隈川(福島県庁裏河畔)

阿武隈川両岸に60本のたいまつが置かれ、川岸には色とりどりのとうろうが並べられ、花火が夜空を彩ります。

外部リンク:「福島とうろう流し花火大会」

 

柿川灯籠流し

2023年8月1日(火) 17時~21時

新潟県長岡市 柿川(一之橋から追廻橋周辺)

昭和20年(1945年)8月1日の長岡空襲による戦災殉難者を慰霊するために行われます。

外部リンク:「柿川灯籠流し」

 

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灯篭流しの作り方!

灯篭流しは身近なものを使って作ることができますので、ご紹介します!

準備するもの

●牛乳パック

●カッター

●古雑誌を1冊~2冊

●鉛筆またはペン

●定規

●スーパーなどで購入する肉や魚用のトレー

●両面テープ

●LEDキャンドル

 

作り方

1.牛乳パックは綺麗に洗って乾かし、上の部分を完全に広げます。

 

2.牛乳パックに古雑誌を丸め、パンパンになるまでつめます。(つめた古雑誌がカッターマットの役目をしてくれます)

 

3.牛乳パックの底から10㎝~14㎝のところで上部を切り取ります。

 

4.牛乳パックの面の角ギリギリにカッターで切れ目を入れます。

 

5.牛乳パックの表面だけはがします。(底面ははがしません)

 

6.表面をはがして真っ白になった牛乳パックにえんぴつやペンで好きな図柄を下書きし、カッターで切り抜きます。

 

7.古雑誌を取り出して、牛乳パックの底に肉や魚用のトレーを両面テープで貼り付け、中にLEDキャンドルを入ます。

 

これで出来上がりです!簡単ですね!

 

※ろうそくは火災の恐れもありますので、100円均一などで売っているLEDキャンドルを使うと安心ですね。

※自然に還る素材ではありませんので、海や川に流したら流しっぱなしにせず、最後はきちんと回収するようにしましょう。

 

「灯篭流し」は英語で何て言うの?

灯篭流しは日本の習慣なのですが、実は、ハワイでも行われており、灯篭流しは英語で「Lantern floating」と言われています。

 

●Lantern=灯篭

●Floating=流す

 

 

 

灯篭流しをイベントで行っているところでは、多くの場合、完成した灯篭を当日購入し、その場で文字などを書くことができるようですが、手作りの灯篭は、お子さんの夏休みの思い出になりますね。

灯篭流しは自治体によっては禁止していることもありますので、事前に確認をしておくといいですね。

 

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