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元日、元旦、正月の違いとは?年賀状にはどれを使えばいいの?

      2016/01/13

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新年を迎えるにあたって楽しみなものに、年賀状がありますね。

最近は、新年のあいさつをメールで済ませる人も増えていますが、日頃お世話になっている人に感謝の気持ちを伝え、今後も変わらない関係を保っていくためには、年賀状でのあいさつは欠かせません。

さて、年賀状の文末を見ると、「元日」「元旦」「正月」といった言葉を見かけますね。この3つは同じように思われていて、それぞれの違いについて知っている人は意外と少ないようです。

今回は、元日・元旦・正月の違いと、年賀状での正しい使い方についてご紹介します。

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元日、元旦、正月の違いとは?

「元日」も「元旦」も、1月1日のことを言いますが、時間帯に違いがあるのをご存知でしたか?

「元日」は、年の初めの日、つまり1月1日全体のことを指します。

「元旦」は、1月1日の朝のことだけを言いますので、1日の午後以降は元旦ではないのです。

元日は日付、元旦は時間を表すものと覚えておくと分かりやすいかもしれませんね。

また、「正月」とは、本来は、1月の1ヶ月間のことを表しますが、近年では、関東は1月1日~7日まで、関西は1月1日~15日までの「松の内(門松やお正月飾りを飾っておく期間)」のことを正月と言うようになっています。

関連:松の内の意味とは?いつからいつまで?関東と関西で違う?

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ちなみに元日はかつて皇室行事である四方拝にちなみ、四方節(しほうせつ)と呼ばれて祝祭日の中の四大節(紀元節、四方節、天長節、明治節)の一つとされてきまたした。

1948年、国民の祝日に関する法律により、四方節に代わって「年のはじめを祝う」ことを趣旨とする国民の祝日となり、現在に至ります。

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元日と元旦、年賀状ではどちらを使う?

「元日」「元旦」を年賀状で使う際、一般的には1月1日に届くように投函した年賀状のみに用いられます。

1月1日に配達される年賀状は、たいてい午前中に届きますので、「元旦」とするのが一般的です。

そのため、投函するのが遅くなってしまい、1月2日以降に届く可能性のある年賀状には、「元日」「元旦」とは書かずに、「平成○○年1月吉日」もしくは「平成○○年新春」「平成○○年初春」などとします。3187

しかし現在は、「元日」と「元旦」が、年賀状の締めの決まり文句のように使われている傾向があり、松の内までに届くものには、「元日」「元旦」としたり、「平成○○年正月」と書く人も多く見られます。

このように、年賀状を書く際は、普通の手紙と違って、手紙が届く日付や時間帯も考えなければいけませんので注意して下さいね。


「一月一日元旦」「新年あけましておめでとうございます」は間違い?

「元日」「元旦」には、すでに一月一日という意味が含まれています。

そのため、「一月一日元旦」と書くのは、意味が重複してしまいますので間違いです。

正しくは、「平成○○年元旦」などとし、日付は記入しないようにしましょう。

同じように、「新年あけましておめでとうございます」も、「新年」と「あけまして」は、どちらも年が明けたことを示す言葉ですので併用できません。

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年賀状は、元旦に届くように出すのがマナーとされていますので、特に、目上の人や上司へ送る場合は、早めに投函するようにしましょう。

なお、松の内を過ぎてしまった場合は、年賀状の替わりに「寒中見舞い」を送ります。

寒中見舞いに、年賀はがきを使用することはできませんし、新年を祝う言葉もNGです!くれぐれも気をつけて下さいね。

関連:寒中見舞いはいつ出すもの?書き方の文例集・テンプレート

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