【誰が買う?】雛人形・五月人形・鯉のぼり・ランドセル

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子どもが生まれると、誕生を祝ったり、成長を願ったりするためのイベントが目白押しですよね!

雛祭りや端午の節句、七五三や小学校入学などいろいろありますが、雛人形、五月人形、鯉のぼり、ランドセルなどは誰が買うのでしょう?

子どもの両親でしょうか?祖父母でしょうか?

今回は、雛人形、五月人形、鯉のぼり、ランドセル、学習机、初盆の提灯、腹帯などさまざまなものを「誰が買う」のか解説いたします。

 

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目次

【誰が買う?】雛人形・五月人形・鯉のぼり・ランドセルなど

それでは、それぞれ誰が買うのかをみていきましょう。

ここでご紹介しているのは、一般的なものです。

地域やご家庭によって異なることもありますので、購入する際は父方・母方両方の祖父母や親戚の方と相談なさってください。

雛人形

雛人形は、赤ちゃん(女の子)の誕生を祝って初節句の際に贈るものです。

昔は、嫁いだ娘とはなかなか会えなくなるので、母方の祖父母が雛人形を買って娘の嫁ぎ先に持っていくことが一般的でした。

現在は、ご家庭によってさまざまで、赤ちゃんの両親、父方・母方どちらかの祖父母が買って贈ります。

 

関連:ひな祭りはなぜ3月3日なの?雛人形や桃の花を飾るのは理由とは?

初節句についての詳細は以下をご覧ください。

関連:初節句の読み方と意味とは?男の子と女の子いつ何をするの?

 

五月人形、鯉のぼり

五月人形、鯉のぼりは、赤ちゃん(男の子)の誕生を祝って初節句の際に贈るものです。

雛人形と同様、昔は、嫁いだ娘とはなかなか会えなくなるので、母方の祖父母が五月人形、鯉のぼりを買って娘の嫁ぎ先に持っていくことが一般的でした。

また、関東や中部地方など東日本では、男の子が家の跡継ぎということで、父方の祖父母が買って贈る習慣もあったようです。

昔ながらの習慣が残っている地域では、東日本では父方の祖父母が、関西や九州など西日本では母方の祖父母が買って贈ることが多い傾向にあるようです。

現在は、ご家庭によってさまざまで、赤ちゃんの両親、父方・母方どちらかの祖父母が買って贈ります。

関連:五月人形を飾る意味とは?鎧や兜・金太郎・張子の虎・弓矢と太刀など

関連:【鯉のぼり】飾る意味とは?歴史と由来、鯉のぼりの名所とイベント

 

ランドセル

ランドセルを誰が買うのか、昔ながらの習慣や決まりはありません。

ランドセルは、小学校で必要になる筆記用具や文房具、体操服、算数セットなどと一緒に、保護者が準備するもののひとつです。

そのため、ランドセルは保護者である両親が買うことが一般的です。

しかし、最近は小学校入学のお祝いに父方・母方どちらかの祖父母が買って贈ることが増えているようです。

 

関連:ランドセルの語源や由来、歴史とは?日本のランドセルが海外で人気の理由

 

学習机

学習机を誰が買うのか、昔ながらの習慣や決まりはありません。

ランドセルと同じく、保護者が準備するもののひとつですので、保護者である両親が買うことが一般的です。

また、小学校入学のお祝いに父方・母方どちらかの祖父母が買って贈ることがありますが、父方の祖父母にランドセル、母方の祖父母に学習机(その逆もあります)という風に、双方が話し合って役割分担をすることもあるようです。

 

初盆の提灯

初盆(はつぼん)とは、故人が亡くなって最初のお盆のことです。

新盆(にいぼん)ともいいます。

通常のお盆は盆提灯を飾りますが、初盆の場合は盆提灯だけでなく初盆用の白提灯(しろぢょうちん)を飾ります。

誰が買うのか特に決まりはなく、白提灯は故人のご家族(喪主など)が買い、盆提灯は親戚や親しい人が買うのが一般的でした。

最近は、親戚が減っていますし、提灯を飾るスペースを考慮して故人のご家族が自ら選んだ方が良いとの考えから、盆提灯も故人のご家族が買うことが増えているそうです。

 

初盆についての詳細は以下をご覧ください。

関連:新盆・初盆の意味とは?時期とやることは?お布施の相場やお返しは?

 

仏壇

仏壇は、本家(ほんけ)で代々受け継いでいくのが昔ながらの習慣で、買い替えの際も本家が買います。

本家とは、親族の中心となる家のことで、長男が本家の跡継ぎとなり、次男や三男などは本家から分れた「分家(ぶんけ)」を作るのが昔ながらの習慣でした。

現在は本家や分家、長男や次男、跡継ぎの性別など、昔ながらの習慣に縛られずそれぞれが家庭を築くことが増えています。

自宅に受け継がれている仏壇のない家庭で誰かが亡くなったら、故人の家族が買うのが一般的です。

 

お墓

お墓は、本家で代々受け継いでいくのが昔ながらの習慣で、管理費など諸費用も本家が支払います。

仏壇と同じく、最近は昔ながらの習慣にこだわらない人が増えており、先祖代々のお墓に入るのではなく自分たちだけのお墓に入りたいという人もいます。

そのため、生前に「自分たちのお墓」として買う人もいます。

お墓を誰が買うのか特に決まりはありませんので、親族でお金を出し合ったり、故人の子どもや孫たちがお金を出し合って新しくお墓を買って建てることもあります。

本家で代々受け継がれているお墓に今後は誰も入らない状況になったり、管理する人がいなくなった場合など、受け継ぐ人がいなくなった場合は、誰が管理するのか、墓じまいをするのかなど親族で話し合って決めます。

墓じまいとは、墓石を撤去して墓地を更地にし、使用権を墓地の管理者に返還することです。

 

関連:お墓参りはいつ行けばいいの?時期や服装、マナーについて

 

羽子板

羽子板は、赤ちゃん(女の子)の誕生を祝って初めてのお正月に贈るものです。

雛人形と一緒で、昔は、嫁いだ娘とはなかなか会えなくなるので、母方の祖父母が羽子板を買って娘の嫁ぎ先に持っていくことが一般的でした。

現在も、母方の祖父母が買って贈ることが多いようですが、ご家庭によってさまざまで、赤ちゃんの両親、父方・母方どちらかの祖父母が買って贈ります。

 

関連:羽子板を初正月に贈る意味とは?羽根つきはなぜ顔に墨を塗るの?

 

破魔矢

破魔矢(はまや)は、赤ちゃん(男の子)の誕生を祝って初めてのお正月に贈るものです。

雛人形と一緒で、昔は、嫁いだ娘とはなかなか会えなくなるので、母方の祖父母が破魔矢を買って娘の嫁ぎ先に持っていくことが一般的でした。

現在も、母方の祖父母が買って贈ることが多いようですが、ご家庭によってさまざまで、赤ちゃんの両親、父方・母方どちらかの祖父母が買って贈ります。

 

関連:破魔矢(はまや)とは?2025年の飾り方、処分の仕方と時期

 

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七五三の着物

七五三の着物は、母方の祖父母が買って贈るのが昔ながらの習慣ですが、男の子なら父方の祖父母、女の子なら母方の祖父母が買って贈るという地域やご家庭もあるようです。

しかし、特に決まりがあるわけではありませんし、最近は着物をレンタルで済ませることも増えています。

 

関連:【2025年】七五三はいつ?お参りの意味とは?年齢は数え年?早生まれはどうする?

 

成人式の着物

成人式の着物は、子どもの両親が買うのが一般的です。

最近はレンタルの着物も増えていますが、レンタル費用も両親が支払うのが一般的です。

父方・母方の祖父母が買って贈ったり、全額負担したり、一部費用を負担することもあります。

 

関連:【2025年】成人式はいつ・何をする?年齢は何歳?行かないと後悔する?

 

腹帯

腹帯(はらおび)とは、妊婦さんのお腹に巻く帯のことです。

妊婦さんのお腹が冷えることを予防したり、お腹になにかがぶつかったり、転倒したときにお腹を保護する役目があります。

岩田帯(いわたおび・さらしの腹帯)、腹巻タイプ、パンツタイプなどいろいろあります。

 

「帯祝い(おびいわい)」という安産祈願をする際の腹帯は、岩田帯です。

岩田帯は妊婦さんの実家が買って贈ることが昔ながらの習慣です。

しかし、最近は妊婦さんが自分で好きなものを買ったり、父方の祖父母がお祝いとして買って贈ったりすることもあります。

また、安産祈願をした神社やお寺からいただいたりすることもあります。

さらしの岩田帯は普段使いするには難しいため帯祝いの時だけ使う人が多く、腹巻タイプやパンツタイプなどを普段使いします。

 

帯祝いについての詳細は以下をご覧ください。

関連:帯祝いとは?いつ、どこで、何をするの?服装は? 

 

戌の日についての詳細は以下をご覧ください。

関連:【2025年】安産祈願をすると良い日!戌の日と大安が重なる日はいつ?

 

産着・祝い着

産着(うぶぎ)とは、生まれたばかりの赤ちゃんに初めて着せる衣服のことで、お宮参りで赤ちゃんが身につける着物のことでもあります。

生後1か月ほどで、お宮参りをします。

お宮参りの詳細は以下をご覧ください。

関連:お宮参りの時期はいつまで?服装のマナー、初穂料の相場とのし袋の書き方

 

その際、赤ちゃんが身につける着物を「産着」といい、「祝い着(いわいぎ)」「掛着(かけぎ)」などの呼び方もあります。

この産着は、母方の祖父母が買って贈ることが昔ながらの習慣ですが、ご家庭によってさまざまで、赤ちゃんが男の子なら父方の祖父母が、女の子なら母方の祖父母が買って贈ったり、赤ちゃんの両親が買うこともあります。

また、最近はレンタルで済ませることもあります。

 

結婚指輪

結婚指輪をどちらが買うのか特に決まりはありませんが、夫婦ふたりともが身につけるものなのでふたりで割り勘というカップルが多いようです。

 

ほかに、

・経済状況で支払う割合を決める

・男性の分は女性が、女性の分は男性が支払う

・男性が全額支払う

・女性が全額支払う

など、カップルによっていろいろなパターンがあります。

 

 

いかがでしたでしょうか?誰が買うのかわかりましたね!

雛人形や鯉のぼりなど子どもの成長に関するものは、昔は「嫁入り道具」として結婚する際に女性の実家が準備するもののひとつだったそうです。

結婚の際に持たせない場合も、嫁いだ娘とはなかなか会えなくなるので、母方の祖父母が節句のたびに必要なものを買って娘の嫁ぎ先に持っていき、娘や孫に会う口実にしていたそうです。

その習慣の名残で、現在も母方の祖父母が買って贈るのが一般的な地域やご家庭もあるのかもしれませんね。

 

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