まだまだ寒さが厳しい2月ですが、暦の上では春がやってきます。
雪が降り、気温も低いので、どこに春がやってきたんだろう?と思ってしまいますが、少しずつ季節が春へ向かっていくのが2月なんですね。
そんな2月のイベント、行事、記念日、風物詩をまとめてみました。
寒い季節ではありますが、寒いからこそ楽しいイベントもあるようですよ。
2月のイベント一覧
1. 初午(2月最初の午の日)
初午は、711年の2月最初の午の日に、伏見稲荷大社に祀られている農業神の宇迦之御魂(うかのみたま)が、伊奈利山(いなりやま・京都市東山連峰)へ降臨された日といわれています。
伏見稲荷大社は稲荷神(いなりしん・いなりのかみ)を祀る稲荷神社の総本社で、稲荷神社では狐が神の使いとして祀られています。
狐の好物が油揚げとされており、初午の日には油揚げをお供えして「いなり寿司」を食べます!
2月最初の午の日を「初午(はつうま)」、2度目を「二の午」、3度目を「三の午」といいます。
リンク:初午とは?2025年はいつ?いなり寿司を食べるのはなぜ?
リンク:「二の午」「三の午」の意味と読み方は?2025年はいつ?
2. 節分(2月3日ごろ)
立春(りっしゅん・2月4日ごろ)の前日の節分は、豆まきをしたり、イワシや恵方巻を食べたりしますね。
恵方巻きはもともと関西地方の風習でしたが、大手コンビニエンスストアが全国にひろめたといわれています。
今ではケーキやお菓子で作られた恵方巻きもあって、毎年盛り上がっていますね。
リンク:【2025年】節分はいつ?本当の意味と由来とは?地域別の食べ物
リンク:節分に豆まきをする由来や意味とは?食べる豆の数はいくつ?
リンク:【2025年】立春はいつ?節分との関係は?立春大吉のお札の貼り方とは?
3. 立春(2月4日ごろ)
二十四節気の最初の節気で、「この日から春が始まる」とされています。
冬から春になる時期で一年の境目であることから、立春は新年を迎えるのと同じくらい重要視されていました。
リンク:「立春」2025年はいつ?節分との関係は?立春大吉のお札の貼り方とは?
4. 余寒見舞い(立春から2月いっぱい)
寒さが厳しいときに相手の無事を祈ったり、近況報告をしあう季節の挨拶状ですが、喪中のときの年賀状の返礼として利用することも多いようです。
寒さが厳しい地域では3月に入ってから利用しても問題ないそうです。
リンク:【2025年】余寒見舞いの意味とは?時期はいつからいつまで?文例・テンプレート集
リンク:「余寒見舞い」気の利いた一言・メッセージ・添え書き例文まとめ
5. 春一番(立春から春分まで)
立春(2月4日ごろ)から春分(3月21日ごろ)までの間に、その年に初めて吹く南よりの強い風のことをいいます。
この期間に南よりの強い風が吹かないときは、春一番が吹かない年となります。
6. 針供養(2月8日)
折れたり、曲がったり、錆びたりすることで使えなくなった縫い針を神社やお寺に納め、針を供養し、裁縫の上達を祈る行事です。
これまで硬い生地に何度も糸を通してきた針に、最後は柔らかいところで休んで成仏してほしいというねぎらいの意味を込め、豆腐やこんにゃくのような柔らかいものに針を刺すそうです。
リンク:「針供養」の意味とは?豆腐やこんにゃくに刺すのはなぜ?針供養のやり方
リンク:「事始め」「事納め」「事八日」の読み方と意味とは?どんな食べ物や行事があるの?
7. さっぽろ雪まつり(2月上旬)
毎年、国内外から200万人もの観光客が訪れるイベントです。
200基以上の雪像は夜にはライトアップされ、昼間とは違う表情が楽しめるそうですよ。
また、雪まつりが終わってからの雪像の取り壊しも人気があるそうで、作業の邪魔にならないよう安全に気をつけて楽しみましょう。
リンク:さっぽろ雪まつりの歴史と2025年の日程。雪像取り壊しが人気!?
8. 建国記念の日(2月11日)
昭和41年(1966年)に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として定められた国民の祝日です。
「建国記念日」ではなく「建国記念の日」というふうに「の」が間にあるのはなぜなのでしょう?そこには深い理由があるようですよ。
リンク:【2025年】建国記念の日はいつ?建国記念日との違いとは?なぜ「政令で定める日」なの?
9.紀元節(2月11日)
紀元前660年2月11日に日本の初代天皇である「神武天皇(じんむてんのう)」が天皇に即位なさったとされています。
この日を日本の紀元(国が始まった日)と決めたのが「紀元節」で、明治5年(1873年)に定められ、昭和23年(1948年)まで祭日でした。
リンク:紀元節とは?現在の呼び名は?2025年今年は皇紀何年?
10. バレンタインデー(2月14日)
外国から伝わってきたバレンタインデーですが、企業が商業目的で広めたため日本で独自の進化を遂げています。
リンク:日本のバレンタインの始まりはいつ?起源と歴史。外国との違いとは?
11. 涅槃会(2月15日)
お釈迦様(仏教の開祖)が亡くなった日です。
この日はお釈迦様を悼み、偲ぶために日本各地のお寺で法要が行われます。
リンク:【2025年】「涅槃会」の意味とは?いつ行われるの?団子を撒くのはなぜ?
12. 祈年祭(2月17日)
年のはじめにお米をはじめとする穀物類の五穀豊穣を祈る神道のお祭りです。
地域によっては3月や4月に行うところもあります。
リンク:【2025年】祈年祭はいつ?読み方と意味とは?新嘗祭との違い
13. 猫の日(2月22日)
猫の鳴き声「にゃんにゃんにゃん」ということで2月22日になったそうです。
日本各地でイベントが開催され、猫好きにはたまらない日のようですよ。
リンク:【2025年】猫の日はいつ?世界各国の猫の日の由来とは?全国のイベント情報!
14. 天皇誕生日(2月23日)
今上天皇のお誕生日は2月23日です。
今上天皇は令和元年(2019年)5月1日に即位され、上皇陛下のお誕生日が12月23日だったので、令和元年は「天皇誕生日という祝日がない年」になりましたね。
リンク:2月23日が天皇誕生日になるのはいつから?
リンク:天皇誕生日(祝日)は今後変わる?年号が変わるたびに増える?
15. 富士山の日(2月23日)
平成13年(2001年)に山梨県が、平成21年(2009年)に静岡県が「富士山の日」を制定しています。
この日は山梨県と静岡県では各地で富士山に関するイベントが開催されています。
リンク:【2025年】富士山の日はいつ?静岡県と山梨県の学校は休み?イベント情報
16. 旧正月(1月下旬~2月中旬ごろ)
旧暦のお正月を「旧正月」といい、中国や韓国、ベトナム、台湾などでは現在も旧正月のお祝いをしています。
日本では横浜、神戸、長崎の中華街など中国の影響が強い地域で盛大にお祝いされています。
リンク:【2025年】旧正月はいつからいつまで?日本ではなぜお祝いしないの?
リンク:「旧正月」とは?2025年はいつ?中国・台湾・韓国・ベトナムのお正月
17. うるう年(4年に1度、2月29日)
グレゴリオ暦の誤差を修正するために設けられた1日です。
4年に1度の修正で続けられていますが、約3320年に1日の誤差が生じることになるそうです。
現段階ではその誤差をどうするかは決まっていないそうです。
1000年以上先のお話ですから、決まっていなくても不思議ではありませんよね。
リンク:閏(うるう)年の意味とは?4年に1度ではない?誕生日が2月29日の人の年齢は?
立春を過ぎれば、暦の上では春です。
その後は春を告げる「春一番」が吹くこともあり、季節は確実に春に向かって進んでいるわけですが、北海道札幌市では「さっぽろ雪まつり」が開催されます。
日本は縦長ですから、春を感じることができる地域もあれば、雪でイベントを開催できる地域もあるんですね。
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