一年で一番暑い時期でもある8月は、どんなイベントや行事があるのでしょう?
真っ先に思い浮かぶのは、お盆でしょうか?
実家帰省したり、お墓参りをする人もいれば、お盆休みと有給休暇を組み合わせて旅行をする人もいるでしょう。
子どもたちの夏休みだけではなく、大人たちも夏休み気分を味わえるのが8月ですね。
今回は、8月のイベント・行事・記念日・風物詩をまとめてみました!
8月のイベント一覧
1. 三伏(6月下旬~8月初旬)
「三伏(さんぷく)」とは、「初伏(しょふく)」「中伏(ちゅうふく)」「末伏(まっぷく)」の総称です。
夏の勢いがとても盛んで秋の気配を伏する(降伏させる)という意味があり、夏の最も暑い時期のことをいいます。
リンク:「三伏」の意味とは?2025年はいつからいつまで?季語「三伏」を使った俳句
2. 四万六千日(寺社によって異なる)
「四万六千日(しまんろくせんにち)」とは、46,000日分の功徳(くどく)がある縁日(えんにち)という意味です。
功徳とは、良い行いのことで、功徳を積むことで果報やご利益を受けられるとされています。
縁日とは、特定の神仏に縁のある日のことで、この日にその神仏にお参りをすると普段以上にご利益があると信じられています。
四万六千日に参拝すれば、46,000日分参拝したのと同じご利益があるということになります。
リンク:四万六千日の由来と意味とは?2025年はいつ?ほおずき市の由来
3. 土用干し(7月19日ごろ~8月6日頃)
「土用干し(どようぼし)」は、夏の土用の時期に行われる年中行事で、衣類や書籍、田んぼ、梅などを干します。
4. 立秋(8月7日ごろ)
「立秋(りっしゅう)」とは、この日を境に少しずつ涼しくなり、秋の気配を感じられる時期といわれ、暦の上では「秋」になります。
暦の上では立秋が暑さの頂点とされ、翌日からの暑さは「残暑」といいます。
リンク:「立秋」の意味とは?2025年はいつ?食べ物はなに?
5. 道の日(8月10日)
道路の意義・重要性に対する国民の関心を高めるため、昭和61年(1986年)に建設省(現在の国土交通省)が8月10日に制定したのが「道の日」です。
8月は「道路ふれあい月間」ということもあり、生活に欠かせない道路について考えるきっかけになるといいですね。
リンク:「道の日」2025年はいつ?由来やキャラクターとは?イベント情報
6. 山の日(8月11日)
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨とし、平成28年(2016年)に施行された国民の祝日です。
これまで祝日のなかった8月に、新しく山の日という祝日が加わったことで、祝日がない月は6月だけになったそうですよ。
リンク:「山の日」はなぜ8月11日なの?由来とは?2025年のイベント情報
7. 原爆の日(8月6日・8月9日)
広島の原爆の日は8月6日、長崎の原爆の日は8月9日です。
毎年式典が行われ、原爆投下時間に合わせて黙とうがささげられています。
最近は原爆が投下された日を正確に答えられる人が減っているそうですよ。
リンク:日本人の7割が知らない「原爆の日」はいつ?広島と長崎だった理由とは?
8. お盆(8月13日~16日)
「この時期に、先祖の魂が里帰りをしてくる」と言われている時期です。
お盆初日にご先祖様をお迎えし、自宅でもてなし、お盆最終日にご先祖様を送り出します。
全国的には8月13日~8月16日、東京など関東圏の一部では7月13日~7月16日。それ以外に旧暦のお盆があります。
リンク:【2025年】「お盆」の期間はいつからいつまで?お盆の由来や意味とは?
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9. 終戦記念日(8月15日)
第二次世界大戦が終結したことを記念する日です。
8月14日にポツダム宣言(アメリカ・イギリス・中華民国からの日本への降伏要求の最終宣言)を受諾。8月15日に昭和天皇の肉声による玉音放送にて、日本国民に敗戦が伝えられました。
終戦記念日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とされています。
10. 五山送り火(8月16日)
お盆には日本各地で伝統行事が行われますが、京都の「五山送り火」がとても有名です。
京都の夏を代表する風物詩で、毎年8月16日の20時から始まります。
リンク:【2025年】京都の大文字焼きの意味とは?なぜ大の字?五山送り火の起源と歴史
リンク:迎え火と送り火の意味とは?2025年の日にちはいつ?時間とやり方とは?
11. 暑気払い(6月下旬~8月中旬ごろ)
時期は特に決まっていないのですが、暑い日が続いて食欲が無くなったり、体が疲れやすくなったりするころ、冷たい食べ物や飲み物で体の熱を冷ましたり、海や川で暑さを凌いだりします。
会社帰りにビアガーデンを楽しむようになる時期でもありますね。
12. 地蔵盆(8月23日、24日)
「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」の縁日(えんにち)は毎月24日で、特に旧暦の7月24日を中心とした3日間、または2日間で行われるお祭りを「地蔵盆(じぞうぼん)」といいます。
縁日とは、神仏に由来のある日、神仏の世界とこの世の縁がある日とされており、毎月24日には、地蔵菩薩のお祭りや供養がおこなわれます。
リンク:2025年「地蔵盆」はいつ?意味や由来とは?お供えの書き方や相場は?
13. 残暑見舞い(8月上旬~8月31日)
夏の一番暑い時期が終わって、暑さが残っているころに、日ごろお世話になっている方や、友人知人の安否伺い、自身の近況報告をするものです。
リンク:2025年「暑中見舞い」「残暑見舞い」を出す時期はいつからいつまで?文例を紹介
リンク:「残暑見舞い」気の利いた一言・メッセージ・添え書き例文まとめ
14. 夏の甲子園(8月)
全国の高校球児が憧れる舞台ですね。
都道府県で勝ち上がった代表校が、甲子園で熱戦を繰り広げます。
高校球児のひたむきな姿は、私たちにたくさんの感動を与えてくれますね。
15. 土用の丑の日(年によって異なる)
「土用の丑の日」は春夏秋冬それぞれ1回~2回あるのですが、「ウナギを食べる日」として私たちが認識しているのは夏だけですね。
日の並びによっては「ウナギを食べる日」が一度だけの年もあれば、二度ある年もあるようですが、今年はどうでしょうか?
リンク:【2025年】土用の丑の日はいつ?意味と由来とは?鰻(うなぎ)を食べるのはなぜ?
8月にも、いろいろなイベントや行事がありますね。
8月6日(広島)、8月9日(長崎)には原爆の日があり、8月15日は終戦記念日です。
楽しい夏休みを満喫しながらも、戦争と平和についてあらためて考えるのが、8月の特徴かもしれません。
一年で一番暑い時期ですから、体調管理に気をつけて、元気に夏を乗り越えましょう!
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